【悲報】2030年に高知から野球が消える⁉
こんにちは!高知野球ライターしょうきちです。
小学校4年から高校3年までがっつり野球をやってました。
高校野球ファンの多い高知県ですが、古い練習方法・根性論を続ける指導者、コストのかかる道具代などを考慮してサッカーをやらせる親も少なくありません。
そういうわけで、今回は僕が携わってきた「高知県の野球」の現状についてお伝えしたいと思います。
少年野球
サッカー人気の煽りから低迷がつづいていた少年野球ですが、近年は回復傾向にあるようです。
6月下旬に開幕した「高知県小学生野球選手権」の出場登録者数は64チーム、1047人。
高知県小学生野球連盟も8月下旬に春野球場で1、2年生を対象にしたミニ野球大会を開く予定で、野球離れを食い止めようと取り組んでいるようです。
地域でいうと、幡多郡や高知市内の郊外地域のチームが例年、強い印象です。
中学野球
中学からは部活動として野球を行うためなのか、高知の中学野球(軟式)は盛んです!
中でも高知中学校は全国大会で優勝経験も多く、エースの森木大智くんはMax150キロを中学生で記録し、プロ注目選手として有名です。
高校野球で有名な明徳義塾にも中学野球部はありますが、近年は高知中学校が優勢な状況が続いています。
少子化の影響から選手数は減少傾向なようですが、少年野球ほど野球離れを心配しなくてよさそうです。
高校野球
高知の高校野球といえば、やはり明徳義塾高校でしょう!近年では1強時代が続き、夏の選手権大会では8連覇していましたが、昨年は古豪・高知商業に敗れ、9連覇はなりませんでした。
他にも、最近では公立高校では中村高校、梼原高校、私立では土佐高校、高知高校、高知中央高校が力をつけてきています。中でも土佐高校と中村高校は近年、春の甲子園にも出場しており注目校です。
それとは対照的に野球人口の減少から近年、連合チームで出場を余儀なくされるチームも増えてきました。
2018年の夏の選手権では丸の内・室戸と清水・幡多農・窪川の2チームが連合で出場しています。この大会、清水・幡多農・窪川連合が桜ケ丘に21-3で勝利し、初の快挙となりました。
自分としても、中学で野球を辞めるもしくは高校の内に途中で野球をやめてしまう同期は多く、こうした傾向が続くと強豪校と平均的な高校との差がさらに開いてしまうでしょう。
プロ野球
その他としては、高知にはプロ野球独立リーグに所属する高知ファイティングドッグズがあります。
近年は現阪神の藤川球児が入団し、現在は元メジャーリーガーのマニー・ラミレスが所属するなどこれからの活躍に目が離せませんね!
女子野球
高知には室戸高校と高知中央高校に女子硬式野球部があります。
室戸高校女子硬式野球部は遠征費をクラウドファンディングで募るなどし、新聞にも掲載されるほど注目されています。
これからの日本の女子野球発展のためにもぜひがんばってほしいです!
まとめ
以上より、高知の野球人口は総じて減少傾向にあります。その理由として、野球部は坊主にしなくてはならない!といった古い慣習も原因だと思われます。
指導者や高知県野球連盟がもっと柔軟で現代的な思考を手にし、それを子供たちに反映していかないと近い将来、野球が高知から消えるという未来もありえないわけではありません。
野球はたくさんのことを教えてくれる楽しいスポーツです。
ここまで読んでくれた読者も気軽に野球で遊んでみて、好きになってくれたら嬉しいです。